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ロシアの雄「Dogma」が挑む最高難度のベリー:新フレーバー「イジェヴィカ」誕生の背景

by Yuki Kitaya (@yeighta) · 2026年6月2日 に公開

ロシアの人気シーシャタバコブランド「Dogma」より、新作フレーバー「ИЖЕВИКА(イジェヴィカ)」が発表されました。ブランドのアイデンティティと技術の粋を集めた、野心的な新作の裏側を解説します。

故郷イジェフスクへの想いを込めた「イジェヴィカ」

Dogmaの新作「イジェヴィカ(ИЖЕВИКА)」は、その名称からブランドの強いこだわりが感じられます。

名称に隠されたダブルミーニング

このフレーバー名は、ロシア語でブラックベリーを指す「エジェヴィカ(Ежевика)」と、Dogmaの本拠地である都市「イジェフスク(Ижевск)」を掛け合わせた造語です。

ウドムルトの野生の魂

ロシア連邦ウドムルトの深い森、日陰の渓谷、川辺の茂み。そんな手付かずの自然の中に自生する野生のブラックベリーの精神を、自分たちの故郷の象徴として表現しています。プロモーションでは地元の合唱団「8 ГЕРЦ」を起用し、ロシアのアーティスト・Dolphinの楽曲をカバーするなど、地域文化へのリスペクトも込められています。

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シーシャ業界屈指の難題「ブラックベリー」への挑戦

ブラックベリーは、シーシャ業界において最も再現が難しいアロマの一つとされています。

「野生の森、日陰の渓谷、川辺、そして簡単には入り込めない棘だらけの茂み。そこに育つ野生のベリーの精神を再現した」

Dogmaが今回の開発で目指したのは、単なるフルーツの再現ではなく、その背景にある「野生味」や「複雑さ」です。既存のブラックベリーフレーバーにありがちな単調さを排し、多層的な香りの構成に挑んでいます。

技術責任者イゴール氏による徹底したプロファイル管理

Dogmaのフレーバー開発は、共同創業者であり技術責任者のイゴール氏が主導しています。

オーダーメイドのアロマ開発

「イジェヴィカ」に使用されている香料は、既存品を組み合わせたものではありません。イゴール氏が提示した詳細な技術仕様(テクニカル・タスク)に基づき、香料メーカーが特別に開発したものです。

成功を収めてきた「こだわり」の系譜

Dogmaはこれまでにも、特定の要素を強調、あるいは排除することで極めて高い完成度を実現してきました。

  • レッドプラム(Слива красная)

  • ブラックカラント(Смородина чёрная)

  • イエローバナナ(Банан жёлтый)

  • 「草っぽさ」を排したマンゴー(Манго без травы)

  • 「種感」を排したピーチ(Персик без косточки)

今回のブラックベリーも、これらのヒット作と同様に、徹底した引き算と足し算によって「理想のブラックベリー」へと昇華されていることでしょう。

まとめ:Dogmaの次なるスタンダード

「イジェヴィカ」は、単なる新味の追加にとどまらず、ブランドの技術力と郷土愛を示す象徴的な作品といえます。ロシア産ダークリーフらしい力強さと、緻密に計算されたブラックベリーの香りがどのように融合しているのか。シーシャファンにとって、Dogmaの飽くなき探究心を感じられるでしょう。